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    手術バンザイ!(病床日記その一)

    −案ずるより生むが易し−

    入院・手術までのスケジュール

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    入院一週目

     
    7/15
    • 13:00 石井病院 216号室に入院
      同室の一週間前に同じヘルニアで手術したTさんから症状の経過を聞き、元気そうな彼女を見て安心する。
    • 19:30 西島・石井両先生の回診があり、手術の説明を受ける(明日2時手術 今夜9時以降飲食禁止 毎朝服用の血圧の薬は少量の水で可)
    • 21:00 抗生剤等のアレルギー反応テスト
    • 23:30 看護婦の指示を得て睡眠薬を服用
    16火
    • 9:00 点滴開始。明朝まで行い、飲食は一切なし。
    • 13:30 夫と長女に見送られ手術室へ(先にレントゲン室にてマーキング検査を受ける)ピンクのオペ着をまとった医師と看護婦チーム10人ほどが目に入る。頭の上のライトがパッと照らされた。「わぁー、テレビで見る情景と同じ」と妙に落ち着いている。麻酔薬が打たれた。あとは全くわからない…」

    • 15:40「木野本さん、無事終わりましたよ」の声に目が覚める。ストレッチャーに乗せられ手術室を出ると、主人と長女の笑顔が見え「お母さん、手術成功したから大丈夫!」の声が飛んできた。「よかった」と喜ぶ間もなく病室に戻りベッドに移される。悪寒でふるえが止まらない。とにかく寒かった。電気毛布を「強」にして、足には湯たんぽを入れてもらい、やっと生きた心地がした。
      尿道へのカテーテルと点滴、傷口の痛みで身動きができない。のどが痛くて、タンが出ると血がまじっている。(後で先生に聞くと、麻酔時に気管確保のために管を通したが、狭くて通らず、無理したことが原因と言われる)付き添いがいないので、予め用意しておいた水筒の水でのどを潤す。

    • 23:00 痛み止めに坐薬を入れてもらい、2時間ほどぐっすり眠る。これほど夜が長いと思ったことはない。

      ≪台風16号が上陸しこの近辺を通ったが、大した事なかった≫

    17水
    • 5:00 やっと夜が明け、身体がすこし楽になる。
    • 6:30 体温37.4°で少し高い。血圧は118-68 で今まで見たことのない正常値。のどの傷がまだ痛む。
    • 7:50 朝食 まだ食欲が出ない。ベッドを少し起こしてもらいスプーンで食事をとったが、殆ど手付かず。
    • 8:40 西島先生と石井先生の回診。傷口もきれいになり順調に回復している、尿のカテーテルを抜いた後は歩いてトイレに言ってよいとのこと。
    • 9:50 看護婦よりカテーテルを取ってもらい、トイレまでひとり歩く。最初ふらついたが、ゆっくり歩けば何ともない。「腰の痛み、足のシビレが消えた。バンザーイ!」
    • 18:30 心配している我家と友人達に、電話ポックスまで歩いて手術の成功を告げる。
    18木
    • 6:00 起床。昨日は夜の9時から朝までぐっすり。体温36.5°血圧124-72 で今朝も正常値。
    • 7:50 朝食 やっと食欲が出る。
    • 9:45 麻酔の先生回診。のどが痛いのは気管の入口の声帯が狭かったので管を入れるときキズがついたとの説明あり。
    • 11:00 看護婦さんが蒸しタオルを5本くれる。「拭いてあげる」と言われたが、自分で身体を拭く。とても気持が良い。
    • 14:00 お見舞をくれた友人達(8人)にハガキで礼状を書き、外玄関まで歩いて投函。
    • 15:30 薬剤師(志村さん)が薬の説明に来る。とても親切な好青年で、隣の玉村から通い、今月の26日に花火大会があると教えてくれる。屋上から見られるとのことなので忘れないでおこう。

    • 19:00 抗生剤の点滴(30分)体温37° 血圧142-72
    • 21:30 就寝。寝返りがまだ痛くて思うように出来ないのでなかなか眠られない。

      ≪今日は歩行に加え、調子が良いので階段の昇り降りをする。そのせいか左足の付け根からくるぶしにかけて痛みが走る。少し無理をしたかなと反省≫

    19金
    • 6:30 起床。体温37°血圧142-78
    • 8:50 石井先生の回診。傷口もきれいで順調とのこと。
    • 12:00 昼食。ハヤシライスがとても美味しかった。

    • 14:50 皮膚科診察。以前より胸の湿疹と爪の水虫?が気になっていたので診てもらう。石井病院の理事長・石井朗子先生の診察を受け、やはり爪白癬と診断される。飲み薬と付け薬をもらう。
      朗子先生は以前ウクライナからきた重傷熱傷患者イリーナちゃんの治療をボランティアで診られた皮膚科の名医で、69才とはとても思えない若々しさ。
      お世話になっている石井有希夫先生の母親でもあり、3人の息子をすべてを医者にし、当病院を立ち上げたスーパーウーマン。
    20土
    • 5:50 起床。体温36.4°血圧128-74
      台風一過の青空が拡がり気持の良い朝。今日は海の日でもあり、梅雨が明けたとの報道あり。今日、明日は伊勢崎市の七夕祭り。

      ≪祭日と土曜日が重なり回診なし。蒸しタオルもないので、洗面所で身体を拭く。≫

    21
    • 5:00 起床。ぐっすり眠られ早くに目が覚める。
    • 6:20 体温36.8°血圧128-74  正常値が続き安心。
    • 7:40 朝食 久しぶりのパン食(食パン ブルーベリージャム コーンスープ ハム、人参、玉ねぎのソティ 牛乳)
    • 8;50 石井先生の回診。ここ2、3日左の腰から足にかけて鈍痛がある旨話す。回復する段階で浮き沈みがあるのは普通で大丈夫とのこと。
    • 12:00 昼食(ごはん 鮭のムニエルとサラダ 小松菜のおひたし ナスの味噌汁)
    • 18:30 夕飯(ごはん 鶏ささみのカレー粉焼とピーマン、しめじ和え かぼちゃと小豆の寄せ煮 もやし、人参、ピーマンのおひたし)

      ≪石井病院の食事はバランスが取れていて素晴らしいと思う。塩分も一日8グラムほどに押さえている。薄味で大方の人には物足りないと思われるが、血圧が高めの私にとっては野菜が豊富で最高の食事≫

      入院して一週間が過ぎました。二週、三週目は次頁をご覧下さい。

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